株式投資のおすすめ本6選|Kindle Unlimitedで初心者から実践へ読む順番で

公開 2026/6/14

「投資を始めたいけど、何から読めばいいか分からない」—— 新NISAで関心は高まっても、玉石混交の投資本の中から良書を選ぶのは大変です。

この記事では、Kindle Unlimited(読み放題)で読める株式投資の名著を6冊厳選しました。 投資の考え方から、インデックス積立・個別株・チャート技術・お金の使い方まで、 すべて実際に通読したうえで、刺さったポイントだけを紹介します。 読み放題に入っていれば、ここで挙げた本はすべて追加料金なしで読めます。

1 村上世彰、高校生に投資を教える。 (角川書店単行本) (村上 世彰)

「お金は社会の血液であり、循環しないと意味がない」という信念のもと、村上世彰がN高投資部の高校生に投資の本質を説いた実践講義。儲け方以上に、投資が世の中を動かす仕組みと「怖さ」を伝える。

おすすめポイント

  • ギャンブルは胴元が抜くマイナスサムだが、株式は長期では平均リターンがプラスになるプラスサムゲームで、皆が富を分け合える点が決定的に違うと説く。
  • 投資判断は勘に頼らず、各シナリオの確率とリターンを掛け合わせた期待値で測り、1を大きく上回る案件を探す手順まで具体的に示す。
  • 純資産より株価が安いPBR1倍未満の会社に注目しつつ、安いには理由があるため割安の背景を自分で調べて確かめろと繰り返す。

こんな人に:投資未経験で「株は怖い・ギャンブルだ」と思いつつ、お金との付き合い方を根本から学び直したい人。

投資は富を奪い合うのではなく、企業に資金を回して皆で富を生み分け合うプラスサムの営み。社会的視点を持って続けることが、結果的に自分の資産も増やす。

2 新・臆病者のための株入門 (文春新書) (橘 玲)

株式投資は本質的に「偶然のゲーム=ギャンブル」だと言い切り、ファイナンス理論を平易に解いたうえで、臆病者でも実践できる「世界株インデックスへの長期積み立て」という一つの結論へ導く入門書。

おすすめポイント

  • 5年で資産を1万倍にした「ジェイコム男」を例に、無職の若者がプロを天文学的に上回れる時点で株はギャンブルであり、技量より偶然が支配すると論証する。
  • 資産運用の成否は8割がアセットアロケーションで決まり、最大の資産は給料という債券を生む「自分自身(人的資本)」だと説く。
  • 月3万円を年利7%で50年積み立てれば複利で1億6300万円になる試算を示し、余裕資金はまず非課税のNISAに入れよと勧める。

こんな人に:専門用語や必勝法に振り回されず、忙しくても堅実に老後資産を築きたい投資初心者。

未来の株価は誰にも読めないからこそ、銘柄選びに時間を使わず世界市場まるごとに長期で賭けるのが、ど素人にとって経済学的に最も正しい。

3 夢をお金で諦めたくないと思ったら 一生使える投資脳のつくり方 (エミン・ユルマズ)

著名ストラテジストが「ストーリー投資」という考え方を、物語+クイズ形式で説く一冊。専門用語を極力使わず、身近な店やサービスから10倍株(テンバガー)を見つけ、売らない判断までを学べる。

おすすめポイント

  • 10倍株のヒントは身近にあり、リンチの「街でドーナツを食べることが調査の第一歩」を引き、自分が好きで応援したい製品やサービスから投資先を探せと説く。
  • 過去の10倍株に共通する売上成長率年20%以上・営業利益率10%以上・上場5年以内・オーナー企業の4条件を提示しつつ、最後はストーリーが描けるかが決め手だとする。
  • 急落も好決算もまずストーリーが崩れたかを点検せよと繰り返し、人は損失を利益の2倍痛く感じるプロスペクト理論ゆえ狼狽売りしがちだと戒める。

こんな人に:新NISAを機に投資を始めたいが、チャートや数字は苦手で、何を基準に選び・売買すればいいか分からない初心者。

投資の核心は数字でなく、自分の頭で未来を描く「ストーリー」。買うのはストーリーが生まれたとき、売るのは崩れたときだけ。

4 エビデンスに基づく株式投資(EBI)のすすめ(東大卒医師が教える科学的「株」投資術 復刻版) (KAPPA)

学術論文の膨大なエビデンスを根拠に、勘や経験を排し「割安・財務・収益性・上方修正」で機械的に銘柄を選ぶ科学的な株式投資法(EBI)を説く。東大卒医師が医療のEBMの発想を投資へ持ち込んだ。

おすすめポイント

  • 高成長の優良企業ほど将来も伸びると思われ買われるが、前期と今期の増益率にほぼ相関はなく、エクセレント・カンパニーは過大評価されがちだと指摘する。
  • 著者が最重視するのは割安性で、PER12未満・PCFR8未満・EV/EBIT8未満を目安に、財務・収益性・業績の上方修正を組み合わせて絞り込む手順を示す。
  • 買値を基準にした機械的な損切りや利益確定には合理性がないと断じ、分散は20銘柄あれば十分で、大化け株を取りこぼさないために分散を勧める。

こんな人に:腕やセンスに頼らず、再現性のあるルールで長期的に市場平均を上回りたい個人投資家。

自信過剰バイアスを自覚し、複数の割安ファクターで機械的にスクリーニングしてこそ、プロの大半に勝てる。

5 37年連戦連勝 伝説の株職人が教える 株の技術大全 (相場 師朗)

ファンダメンタルズを一切使わず、移動平均線など「7つ道具」と「3つのシグナル」だけで株価の流れを読み、勝てる局面だけを狙う相場式テクニカル投資術を体系化した一冊。

おすすめポイント

  • 野球の落合博満が打てる球だけを振ってスランプを脱した逸話を引き、判断のつかない局面では手を出さずストライクだけ狙えと説く。
  • 上から5日・20日・100日線が並ぶPPPや、5日線が20日線に近づき再び離れる「ものわかれ」など、再現性ある売買シグナルを図解する。
  • 上昇下落は約6ヵ月・9本のローソク足で一巡しやすいとし、9の法則で利益確定の日柄を機械的に見積もる手法を提示する。

こんな人に:何冊読んでも勝てなかった人、勘や雰囲気で売買して損ばかりしている初〜中級の株式投資家。

株は才能でなく技術。判断のつく「ストライク」だけを待って打てば、高い確率で利益が取れる。

6 お金持ちは合理的 (立川 健悟)

ファイナンシャルプランナーの著者が、累計150人超のお金持ち・超富裕層に直接取材して見出した「合理的なお金との付き合い方」をまとめた一冊。浪費ではなく、支払う額以上の価値を引き出す思考を説く。

おすすめポイント

  • お金持ちは札束があっても「お値段未満」ならワンコインでも買わず、逆に価値があれば高額なパソコンも迷わず選ぶ、金額でなく価値で判断する。
  • 行列や「人気No.1」はバンドワゴン効果を狙った仕掛けと見抜き、季節のセールには行かず自発的な買い物に徹して感情の揺さぶりを避ける。
  • 持ち歩く現金を減らしカード決済を多用し、お金を物質でなく数字として捉えることで損得に感情を乱されにくくしたと体験を語る。

こんな人に:お金を「汚いもの」と避けてきた人や、セールや広告でつい無駄遣いしてしまう人。

お金持ちは金額の大小でなく「支払う額以上の価値があるか」で判断し、感情に流されず合理的にお金を使う。

お金持ちは合理的

立川 健悟

★★★★☆ 4.2 210件

預金残高100円から富裕層になったFPが、累計150人超のお金持ちへの聞き取りで掴んだ「お値段以上」の合理的なお金の使い方を、100円ショップから経験への投資まで明かす。

まとめ

株式投資の本は「これだけやればOK」という万能の正解がありません。 今回の6冊は、投資哲学・インデックスの王道・個別株のストーリー・科学的選別・チャート技術・お金の使い方と層が違います。 まずは考え方の本から入り、自分のスタイルに合うものを深掘りしていくのがおすすめです。